いささか極端な話になってしまったが、リベラル思想というものが、そもそも矛盾した思想だというのをご理解いただけただろうか? リベラル思想的には、以下の通りの理念を持つべきである。

 

 1.イスラム教徒を排除してはならない

 2.同性愛を排除してはならない

 3.リベラル思想を排除してはならない

 

 しかし、1~3の思想を実践しようとすると、以下の行動をしなければならなくなる。

 

 1.イスラム教徒を排除しなければならない(彼らは同性愛を認めないから)

 2.同性愛者を排除しなければならない(彼らはイスラム教を認めないから)

 3.リベラルを排除しなければならない(同性愛とイスラム教を認めないから)

 

 

 ……って、明らかにオール全てぜんぶが矛盾しとるがな!

 同性愛者のためにイスラム教徒を排除して、イスラム教徒のために同性愛者を排除して、最後に同性愛者とイスラム教徒を認めなかったリベラルを排除するって滅茶苦茶だよ! 自己矛盾したリベラルが最後に消滅して終わりって、ワケわかんないし!

 結局、日本のリベラル様は矛盾に耐えられないのだ。

 日本のリベラル思想は、子供のリベラルなのだ。

 

 「ホモとレズに優しい自分が好き」

 「イスラムに優しい自分が好き」

 「リベラルな自分って、なんかカッコいい」

 

 この程度の考えで発言し、行動しているのが現状ではないのか。それは幼稚なリベラルであって、自己矛盾と向きあっていない。悩みながら成長し、大人のリベラルをつくるべきではないかと提言したい。

 いま求められているのは、自己矛盾により自我崩壊する子供のリベラルではなく、自己矛盾に悩みながら成長してゆく大人のリベラルのはずである。

 

 (終)